WordPress.com は書かれた内容を自動保存し、サイトの投稿やページごとにリビジョンを保存します。リビジョンがあると、ページや投稿の以前のバージョンを復元できます。
このガイド内
ローカルデバイスには15秒ごと、WordPress.com には約1分ごとに変更内容が自動保存されます。エディターの右上にある「公開モジュール」で、表示が「下書きとして保存」、「自動保存中」、「保存しました」と変わるのを確認できます。
- 自動保存は、すべての投稿とページで自動的に有効になっています。この機能をオフにすることはできません。
- 「下書きとして保存」を選択すると、手動で保存できます。
公開したコンテンツの自動保存
- すでに公開された投稿やページを編集する時、自動保存は機能していますが、公開されたコンテンツの上書きは行いません。
- 「更新」ボタンを「公開」モジュールで押すまで、変更点はサイトに反映されません。
- 最終の自動保存の内容や、その他の投稿のリビジョンは、「Post Revisions Module」で確認できます。
リビジョンは自動保存のたびに保存されるわけではなく、システムが最後に取り込んだリビジョンが保存されます。
投稿やページを自動保存で編集する
編集中にオフラインになった場合、または作業をしている途中で誤って投稿やページから離れた場合、WordPress.com はウェブブラウザーのローカルストレージに投稿を保存します。エディターに戻ると通知が表示されます。
以前の下書きに戻すには、「X」をクリックしてください。最新の自動保存を復元するには、「自動保存を表示」をクリックしてください。いつでもリビジョンを閲覧し、コンテンツの以前の状態を復元することができます。
下書きを手動で保存したとき、または「更新」を選択したときにリビジョンが保存されます。リビジョンを表示することで、直近の変更を見直し、必要であれば以前のバージョンを復元できます。
無料サイト (またはレガシーのパーソナルプランかプレミアムプラン) を利用している場合、サイトのそれぞれの投稿とページに対する直近25件のリビジョンが WordPress.com に保存されます。Pro プラン (またはレガシーのビジネスプランか eコマースプラン) を利用しているサイトの場合は、直近100件のリビジョンが保存されます。
以前のバージョンのページまたは投稿を復元する手順は以下のとおりです。
- 「ページ」(または「投稿」) に移動します。
- リビジョンを表示したいページや投稿を編集します。
- 右側の「ページ / 投稿設定」の下に「リビジョン」があります。
⚠️
「リビジョン」モジュールは、リビジョンが存在しない時は表示されません。
「リビジョン」を表示するには、右側のリビジョンリストから該当するリビジョンをクリックします。また、キーボードの「j」と「k」キーを使用して、キーボードナビゲーションを呼び出すこともできます。各リビジョンの変更点は青 (追記) と赤 (消去) でハイライトされます。
「分割」ボタンをクリックすると、リビジョンの消去部分が左側、追記部分が右側に表示されます。
選択したリビジョンを分割ビューで表示すると、その1つ前のリビジョンとの比較も表示されます。
レンダリングされたコンテンツではなくコードで表示されるため、リビジョンが読みにくい場合があります。正しいリビジョンを見つけ出すヒントをいくつか紹介します。
- 「読み込み」をクリックすると、エディターにリビジョンが読み込まれ、コンテンツがどのように見えるかを確認できます。ただし、「下書きとして保存」または「更新」をクリックするまで変更内容は保存されません。
- 画面右側にある各リビジョンの上部にはリビジョンの日付が表示されます。これを使って特定の日付からリビジョンを復元します。
- 各リビジョンで追加された文字数、削除された文字数は日付の下に表示されます。緑色のプラス記号は追加された文字、赤色のマイナス記号は削除された文字を示します。
ページの以前のバージョンを復元するには、希望するリビジョンを選択し、下部の「読み込む」ボタンをクリックします。
「読み込む」ボタンをクリックすると、選択したリビジョンがエディターに読み込まれます。変更点を保存するには、下書きを保存するか、ページを「更新」します。
サイトの管理者と編集者全員が投稿のリビジョンを閲覧できます。投稿者は、作成した投稿すべてのリビジョンを閲覧できます (ホームページで投稿者向けに表示されるのは、自分が作成した投稿のみです)。そして、寄稿者は下書きで投稿のリビジョンを閲覧できます。
リビジョンの一部を、現在のページか投稿にコピーできます。
- リビジョンの復元する部分をハイライトします。
- 右クリックして「コピー」を選択するか、Command + C (Mac) または Ctrl + C (Windows) のキーボードショートカットを使用します。
- 「キャンセル」をクリックして「リビジョン」ウィンドウを閉じてから、右クリックして貼り付けを選択するか、Command + V (Mac) または Ctrl + V (Windows) を使用してリビジョンの一部をページまたは投稿に貼り付けます。
💡
リビジョンの一部をコピーするのは大変です。リビジョンにはテキストだけではなく、HTML ソースコードも含まれているからです。テキストをペーストする前に、リビジョンのテキストを HTML ブロックにペーストするか、ブロックを HTML に変換するといいでしょう。
作成していた投稿やページのコンテンツを消失した場合、最適な対処方法は以下のとおりです。
- 投稿やページのリビジョンを確認します。
- 投稿やページのゴミ箱セクションを見て、投稿やページが誤って消去されていないか確認します。
- 投稿とページ両方の他の下書きを見て、投稿をページとして、またはページを投稿として書いていないかを確認します。
- 投稿やページエディターを別のタブで開いていないか確認します。複数のブラウザーウィンドウまたはタブでエディターを開くと、あるタブで作業しているときに別のタブで自動保存が実行されることがあります。
- 自動保存が機能しており、コンテンツを変更した際に、数秒ごとに投稿の右上に「保存」が表示されることを確認します。表示されない場合は、手動で「下書きとして保存」をクリックし、投稿やページを保存します。それからブラウザーのキャッシュを消去します。
- エディターで非常に長い投稿を作成する際は、ローカルコンピューターの Word やメモ帳にコンテンツをコピーアンドペーストして、バックアップを保存するといいでしょう。
注意 : 本ガイドの手順は、旧エディターを参照しています。WordPress のブロックエディターを使用している場合は、こちらのガイドをご覧ください。
WP 管理画面を使用している場合、リビジョンは一部異なって表示されます。リビジョンは前述のように表示されますが、リビジョン間のナビゲーションは異なります。リビジョンエディターの上部には、ページの以前のバージョンを読み込むために使用するスライダーがあります。
2つのリビジョンを並べて比較するには、「Compare any two revisions」オプションをクリックします。2つのリビジョンを比較すると、選択したリビジョンが右側、前のリビジョンが左側に表示されます。
リビジョンを復元したい時は、「このリビジョンを復元」をクリックします。これによって、右側の選択したリビジョンが復元されます。リビジョンを保存するには、投稿やページを保存または更新してください。
リビジョンを作成せずにエディターに戻るには、「エディターに戻る」をクリックします。
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